FXの口座タイプを分類してみた①(DD方式とNDD方式)

2019年10月26日

今回はFXの取引方式について解説します。
DD方式とNDD方式(STP, ECN)がありますが、FX口座開設の際のブローカーや口座タイプの選択にお役立てください。

※ 本記事内では、国内:DD方式、海外:NDD方式ということで海外を推奨するような記事になっていますが、国内FX業者(MT4口座など)の中にはNDD方式を採用しているところもあることを申し添えますね。

DD方式とNDD方式の2種類がある

FXの取引方式には大きくわけて以下の2つがあります。

  • DD方式 ・・・ トレーダーとインターバンクの間にFX会社(ディーラー)が介入する
  • NDD方式・・・            〃              介入しない

まず、多くの国内FX業者が採用している取引方式は、DD(ディーリングデスク)方式と呼ばれるもので、その名の通り、トレーダーとインターバンクの間に『ディーリングデスク』が存在します。トレーダーが出した注文はインターバンクに直接注文されるわけではなく、一旦、FX業者が全て受け付けます。その上で、トレーダーが勝ちそうな注文はインターバンクにそのまま流し、逆に負けそうな注文は通さないという振り分けを行います。

次に 、海外FX業者が主に採用しているのが、NDD(ノンディーリングデスク)方式と呼ばれるもので、ディーリングデスクは存在せず、トレーダーとインターバンクが直結しています。NDD方式は、さらにSTP方式とECN方式の2つに分けられますが、これらについての詳細は次回の記事で。

DD方式は相対取引

DD方式は別名OTC方式・相対取引とも呼ばれ、トレーダーの相手は実はFX業者です。そのためFX業者がトレーダーからの注文をインターバンクに流さなかった場合(注文を吞んだ場合)、当然、トレーダー(顧客)とFX業者の利益は相反します。つまり、顧客が損をすればFX業者が儲かり、顧客が儲かればFX業者が損をするというわけです。

国内FX業者の収益源は・・・

前述のように国内FX業者のほとんどがDD方式を採用しています。日本人トレーダーは取引方式よりもスプレッドを最重要視するため、国内業者は過剰な低スプレッド競争を強いられ、スプレッドが主要な収益源ではなくなったことに起因すると思います。その結果、国内業者は、極限までに狭いスプレッド/DD方式(相対取引)というビジネスモデルを確立した訳です。要するに国内FX業者の主な収益源は、勝てないトレーダー・・・ということになります。

↓ 特にこの動画を見ると相対取引であることを実感できます。

また、「ストップ狩り」なんて言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これはFX会社が呑んでいるため・・・勝つためには手段を選ばず、なのだと思います。他にも、不利なスリッページ、リクオートなどもあるようです…。

海外FX業者がNDD方式を採用する訳

海外FX会社のほとんどが、このNDD方式を採用していますが、その理由は海外のトレーダーは取引方法を最重要視するためのようです。 NDD方式の取引には、FX業者は一切トレーダーの取引に関与しません。つまり、顧客とFX業者の利益は相反しないのです。また、NDD方式の海外FX業者の主要な収益源はスプレッドからの手数料であるため、 顧客が儲けて取引量を増やせば増やすほど、FX業者に入る手数料も増えるというビジネスモデルなのです。 ただし、「呑み行為」などの不正が全くない訳ではないことは申し添えておきますね・・・。

NDD方式のデメリットは?

ディーリングデスクの介入を受けず、相対取引のデメリットがないNDD方式ですが、残念ながらスプレッドの面ではやはり国内FX業者には勝てません。スプレッドからの収益による運営なので、こればかりは仕方がないですね。妥当なスプレッド/NDD方式というビジネスモデルということになります。

DD:Lose/Win, NDD:Win/Win

  • DD方式・・・トレーダーが負ければ負けるほど、業者が儲かる(LOSE/WIN)
  • NDD方式・・・トレーダーが勝てば勝つほど、業者が儲かる(WIN/WIN)

どうせならWin/Winの環境でトレードしたいものですね。

NAVI